No.17

2010(平成22)年度事業報告(案)

大田区立久が原福祉園

 

1.   全体状況

平成22年度は、大田区の指定管理契約の5年目(最終年度)ということで、23年

  度以降の再指定に向けて書類を整えて提出し、事務局長共々10月19日のプレゼン

  テーションに臨んだ。審査委員は、区の幹部職員や民生委員、また保護者会代表他で

  構成され、事前に提出した書類審査に加えて第三者評価や区が実施したモニタリング

評価も参考にして審査された結果、23年度から5年間の指定管理更新が決定された。

 また、大田区の区立障害者施設は23年度から一斉に障害者自立支援法に基づく新体

系に移行するため、当園も生活介護を提供する施設として東京都に申請し、指定障

害者サービス事業所として承認された。

 

一方利用者支援においては、平成22年度の重点項目のトップに「権利擁護の推進」

を掲げ、21年度に設置した権利擁護委員会を中心に熱心に取り組んだ。内容として

は、委員会を開催して事例検討をしたり、他施設見学等を実施したりと、23回の委

員会開催となった。事例検討では、日々の利用者への対応についてその是非について

具体的な事例を出して話し合い、権利侵害の予防に努めた。委員会の活動状況は、保

護者会でもパワーポイントを利用して報告し、利用者の権利擁護を園全体で取り組ん

でいることを伝えた。

 

また当園は重度重複障害がある利用者が多く、親なきあとの将来を心配する保護者

が多い。親なき後であっても、どんなに障害が重くても、住み慣れた地域での生活を

可能にすべく、「地域生活支援」についても特に力を入れて取り組んだところである。

利用者は、家庭と園を往復するだけでは、いざ家庭で生活が出来なくなった時等に

すぐさま新たな環境に馴染むことができにくい。そのため、地域の介護サービス事業

所の情報を伝えるなどして、日頃からショートステイやヘルパー利用等を勧めてきた。

またこのことをテーマに保護者との懇談会を開催した。懇談会では各家庭における親

なき後を視野に入れた取組み等を話し合うことで情報交換の場となり、意識改革の機

会となった。当園の筋向いにあるカーサ久が原でのショートステイは特に身近で利用

しやすいことから、家庭以外での生活体験を拡大できる場として効果を上げている。利用

に当たっては職員がサポートすることで、円滑な利用を可能にした。

 

   その他としては、消防計画を全面的に見直しをし、職員の担当部門を明確にしたう

えで訓練を実施して非常時に万全の態勢が取れるように図った。

2.施設概要

(1)所在地     東京都大田区久が原一丁目2番5号

電話番号   0357480251     FAX番号   0357480253

URL      http://www.ikuseikai-tky.or.jp/iku-kugahara/

(2)設立

   @設立年月    平成4年4月1日(平成3年4月1日仮設施設で運営)

   A施設種別    知的障害者援護施設(通所更生)・心身障害者訓練室(法外)

(3)施設規模

   @面          敷地面積  1,373u     延べ床面積  2,650u

   A建物構造      鉄筋コンクリート5階建て

3.職員体制

(1)職員構成                                            (H23331日現在)

        

非 常 勤

施設長         

支援係長

事務員補助

事務係長

主任生活支援員

栄養士

事務員

生活支援員

25

看護師補助

調理員

看護師

調理員補助

業務員

 

 

内科医(嘱託)

 

 

 

 

精神科医(嘱託)

  

 

29

  

             34

         

 

(2)異動・退職等の状況                                  (H23331日現在)

 

  

  

     

転 出

23 331

支援係長

田村 克彦(大田通勤寮)

23331

支援員

立花 佑介(西水元福祉館)

採 用

224 1

支援員

五十嵐 仁美

224 1

支援員

平井 佑奈

22510

非常勤支援員

蒲谷 直子(育休代替)

22101

非常勤事務員

福田 春枝

231 1

支援員

野ア 友紀子

退 職

22930

支援員

平井 佑奈

22930

非常勤事務員

高岡 忠代

23331

非常勤支援員

原田 幾美(育休代替)

 

 

4.利用者の状況

(1)性別・年齢別構成                                    (H23331日現在)

 

20歳未満

20歳代

30歳代

40歳代

50歳代

合 計

男 性

0

14

17

7

3

41

女 性

2

9

12

7

0

30

合 計

2

23

29

14

3

71

  (最少年齢)男性    20   女性    19

  (最高年齢)男性    56   女性    49

  (平均年齢)男性  33.6   女性 32.5    全体  33

 

(2)障害の程度

@  愛の手帳・身障手帳                       (H23331日現在)

 

     

 

な し

1 度

2 度

3 度

4 度

合 計

   障手帳

な し

 

 

36

3

1

40

1 級

3

2

8

2

1

16

2 級

2

 

3

 

 

5

3 級

 

 

6

 

 

6

4 級

 

 

2

 

 

2

5 級

 

 

2

 

 

2

合 計

5

2

57

5

2

71

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 A  支援費障害程度 (23年3月31日現在

区 分

人 数

その他

 

A

57

心身障害者訓練室

(法 外) 

 

B

9

車いす利用者

C

 

27

合 計

66

5

 

 

 

 

 

 

 

B  介護給付費障害程度区分                       (H23331日現在)

区 分

未定

合計

人 数

0

10

23

13

24

0

71

 

 

(3)保護者の状況                                (H23331日現在)

状 況

両 親

父 子

母 子

兄弟姉妹(同居)

兄弟姉妹(別居)

単 身

合 計

人 数

54

4

12

1

0

0

71

 

 

 

(4)担当地域行政センター(福祉事務所)          (H23331日現在)

事業所名

大森

蒲田

調布

糀谷羽田

合計

 

7

20

44

0

71

 

5)入退園状況及び利用実績

定員

 

月末

現員

入園

退園

備 考

 

開園

日数

 

通園

延人員

利用率

(%)

4

70

71

2

 

新規2

20

1130

80.7

5

70

71

 

 

 

18

1030

81.7

6

70

71

 

 

 

22

1304

84.6

7

70

71

 

 

 

21

1231

83.7

8

70

71

 

 

 

17

993

83.4

9

70

71

 

 

 

20

1204

86.0

10

70

71

 

 

 

20

1201

85.7

11

70

71

 

 

 

20

1161

82.9

12

70

71

 

 

 

19

1079

81.1

1

70

71

 

 

 

18

1034

82.0

2

70

71

 

 

 

18

1018

80.7

3

70

71

 

1

31日退園

20

1152

82.2

 

合 計

233

13537

82.8

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5.重点目標評価

(1)権利擁護の推進

     2年目を迎えた権利擁護委員会での取組みは、職員にも根付き始めるとともに、日

中活動だけでなく、職員間での話合いの中にも権利擁護の視点を入れて展開されるよ

うになった。また、主任・リーダーからなるキーパーソン会議や利用者支援検討会議

を実施したことでさらなる向上を目指そうとの意識・意欲につなげることができた。

個別支援計画作成においては、権利擁護を土台に、利用者を主体とする視点が随所

に盛り込まれるともに、実践の場においてもより反映されるようになった。

(2)地域生活支援

ご本人やご家族の高齢化や障害の重度化に伴い、夏季休園日を分散することで連続

休園にならないようにしてご家族の負担軽減に取り組んだ。また、行事(納涼祭)

の開催時間を参加しやすい形態へ変更することで、保護者の要望に沿う行事とした。

昨年度に引き続き、緊急対応として通院支援や時間延長、送迎支援や訪問支援に

取り組むことで、利用者が住み慣れた地域で生活し続けられるように援助した。ま

た、地域の介護福祉資源について面談等で積極的に情報提供を行った。実際に、居宅

サービス等を利用されているケースについては、園と事業所間で情報共有に努め、

ご本人やご家庭が安心して利用できるよう努めた。

(3)業務の標準化

昨年度の内部研修をきっかけにリーダー支援員を中心にプロジェクトチームを発

   足させ、各業務マニュアルの作成に着手して業務の効率化と職員間の共有につなげ

ることができた。

きらら祭や新成人を祝う会など、定例行事において業務マニュアルを作成した事

で、次年度の時も活用でき、スムーズな進行と改善すべき点を挙げる事が出来る。

さらに今後は検証を繰り返し、より精度の高いマニュアルを作り上げていきたい。

(4)安全の確保

消防計画にそった防災訓練を行うことで、利用者はもとより、職員の意識を高い

レベルで維持することができた。また、消防署の方をまじえた訓練では、適切なア

ドバイスを受け、次の訓練に生かして、日々の安全確保に努めた。

また3月の大震災時には、利用者の安全を確保するとともに、職員が帰園バスの

添乗を行い、保護者への利用者引き渡しを確実に見届け、保護者の安心に結びつけ

ることができた。併せて、この大震災を通して、電話が使用不能になる等、緊急時に

おける連絡手段や方法を再認識し、保護者とも共通認識に努めた。次年度は、震災に
ついて今一度見直し、迅速な対応とより高い安全の確保に取組んでいきたい。

(5)人材の育成

法人や東社協他主催の研修等に52回 延141名が参加して、資質の向上ができた。

また、園内研修日を設け、権利擁護と個別支援計画の研修を受講した職員による研

修報告をおこない、知識の共有をおこなった。今年度もリスクマネジメントや権利

擁護等について園内研修を開催した。

人事考課のゴールとした重点目標を常に意識するため、権利擁護、リスクマネジ

メント、美化にそれぞれ担当を置き、実体を持たせた活動をして成果をあげた。

6.利用者活動状況

2チーム7グループに編成され、それぞれのニーズや生活ペースにあわせたプログラムを展開した。

 

(1)日課・週間予定表

@ジャンプチーム

時間/曜日

午前

毎日

・バス散歩(多摩川土手・多摩川台公園)

・近場散歩/作業             ・スポーツ

・リハビリ                  ・ホールレク(雨天時)

曜日別

講師の音楽

 

個別外出 

図書館

 

 

講師の音楽

 

個別外出

午後

曜日別

講師の音楽

喫茶

おしゃれ

買い物

茶道

リサイクル作業

机上

織物

買い物

石鹸作業

言語

ドライブ

机上

自転車

個別外出

買い物

ローリングバレー

アート

織機

リサイクル作業

机上

 

グループ

活動

 

ジャンプ

パーティー

(第4)

講師の音楽

ストレッチ

ホール音楽

フォト活動

木工

机上

個別外出

 

Aテトラチーム

時間/曜日

午前

毎日

・リハビリテーション ・ストレッチ   ・ホールレク(雨天時)

・個別課題           ・作業(ビーズ/テプラ)

曜日別

せせらぎ公園散歩

リトミック

個別外出

多摩川台公園散歩

買い物

音楽

講師の音楽

園周辺散歩

個別外出

買い物

調理

池上本門寺

散歩

リトミック

園周辺散歩

 

調理

午後

曜日別

アート

木工

個別外出

音楽

ヒーリングシアター

リラクゼーション

朗読

・紙芝居

紙すき

リサイクル

キャンドル

織物・ビーズ

講師の音楽

ローリングバレー

衛生

おしゃれ

アロマバック

リラクゼーション

個別外出

和みの時間

陶芸

織物

音楽

リサイクル

リラクゼーション

グループ

活動

 

誕生会

 

フォト活動

 

 

(3)プール活動実施状況

 

実施日

参加利用者数

ボランティア

※職員数

合計

場所

5/13

12

2

9

23

東調布公園プール

5/27

11

2

10

23

    〃

6/10

12

1

10

23

    〃

6/24

13

1

11

25

    〃

7/28

4

0

7

11

田園調布特支学校

8/6

2

0

2

4

園屋上特設プール

8/18

7

1

10

18

雪谷小学校プール

8/19

5

1

8

14

松仙小学校プール

8/24

2

0

2

4

園屋上特設プール

9/30

20

2

18

40

東調布公園プール

10/14

10

0

7

17

    〃

10/28

10

2

8

20

    〃

11/4

10

2

10

22

    〃

11/25

10

2

9

21

    〃

12/9

9

1

8

18

    〃

1/20

7

1

6

14

    〃

16

144

18

135

297

 

 

※職員数には大学等からの実習生を含む。

 

 

 

 

 

 

 

(3)行事実施状況

入園歓迎会・・・・・・・・・・・・・・・・4/2に実施。利用者55名参加。

都スポーツ大会(身体障害者部門 )・・・・・6/5に実施。利用者5名参加。

関東ローリングバレーボール大会・・・・・・10/3に実施。利用者10名参加。

納涼祭(すいか祭り)・・・・・・・・・・・7/23に実施。利用者49名参加。

園祭(きらら祭)・・・・・・・・・・・・・10/2に実施。利用者65名参加。

障がい者の日の集い・・・・・・・・・・・・12/5に実施。利用者38名参加。

クリスマス会・・・・・・・・・・・・・・・12/21に実施。利用者59名参加。

新年顔合わせ会・・・・・・・・・・・・・・1/5に実施。利用者55名参加。

成人を祝う会・・・・・・・・・・・・・・・1/19に実施。利用者60名参加。

一日外出・・・・・・・・・・・・・年間66回実施。利用者延べ249名参加。

 

宿泊旅行・・・・・・・・・・・・下表の通り実施。

期日

利用者

職員

ボラ

行 き 先 等

5/205/21

9

9

0

東京ディズニーランド(千葉県浦安市)

6/36/4

6

6

0

グランパシフィックLE DAIBA(港区台場)

6/176/18

6

6

0

東京ディズニーシー(千葉県浦安市)

7/17/2

6

6

0

池袋サンシャインシティプリンスホテル(豊島区池袋)

7/87/9

8

8

0

ホテル日航東京(港区台場)

7/297/30

5

5

0

東京ドームホテル(文京区後楽)

9/19/3

8

7

1

河口湖カントリーコテージBan(山梨県南都留郡)

9/169/17

10

10

0

東京ディズニーシー(千葉県浦安市)

10/2110/22

8

8

0

東京ディズニーランド(千葉県浦安市)

11/1010/12

8

8

0 

東京ディズニーリゾート(千葉県浦安市)

11/1811/19

9

9

0

横浜ロイヤルパークホテル(神奈川県横浜市)

12/112/3

5

5

0

ホテル京阪ユニバーサル・タワー(大阪市此花区)

12/1612/17

9

8

1

ホテルハワイアンズ(福島県いわき市)

延合計(13)

97

95

2

 

 

 

 

7.健康管理

保健衛生業務実施状況

(月)

4

5

6

7

8

9

10

11

12

1

2

3

精神科検診

内科検診

 

 

 

 

 

 

整形外科検診

 

 

 

 

 

 

 

 

 

眼科検診

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

耳鼻科検診

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

歯科検診

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブラッシング指導

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

理学療法

 

 

 

身体測定

健康診断(利―利用者、職―職員)

利職

 

 

検便(厨房のみ)

○―1回実施   ◎―2回実施  ☆―3回実施

 

4月   摂食ボランティア(歯科医師による:以下同じ)2回 職員健康診断3

5月   摂食ボランティア2  法人看護師連絡会 区立看護連絡会 職員健康診断10

6月   摂食ボランティア2  職員健診7

7月   摂食ボランティア2  法人看護師連絡会 職員健康診断2

8月   摂食ボランティア1  害虫駆除(全館) 職員健康診断2

9月   摂食ボランティア2回          職員健康診断1

10月   摂食ボランティア2  利用者健康診断(54/71名) 職員健康診断 5

11月   摂食ボランティア2  法人看護師連絡会  職員健康診断1

12月   摂食ボランティア2  職員健康診断3

1月   摂食ボランティア2  法人看護師連絡会 

       利用者歯科検診(55/71名―内15名保護者参加)

2月   摂食ボランティア2  職員健康診断1

  3月   摂食ボランティア2  害虫駆除(全館)

 

8.防災・避難訓練

実施内容

回 数

期 日

実施状況

自衛消防訓練

1

5/22

避難訓練・通報訓練・消火訓練

自衛消防訓練

1

9/22

避難訓練・通報訓練・消火訓練

自衛消防訓練

1

1/20

避難訓練・通報訓練・消火訓練

 

 

 

9.大会・研修

1.職場研修の理念・方針

 

2.今年度の研修課題・ニーズ分析

<当施設における人材育成の考え方>

・「久が原福祉園を利用する一人ひとりが、生涯にわたって地域社会の中で、豊かで安定した生活を送ることができるようになるための支援・援助」を目指していくにあたり直接携わる職員を育成する。

・育成会職員として、法人の運営理念の実現に努める。

・時代の変化、制度の変革期に対応できる職員を育成する。

 

<前年度評価から>

新任職員に対し育成や浸透を図り個別支援の充実を図る。

OJTシステムがまだ確立できていない。

<今年度の研修ニーズから>

・職員個々の研修ニーズを明確にするため個々の研修計画を作成し、積極的・計画的な研修参加を促す。

・各役割分担における専門性を向上させる。

・時代の変化、制度の知識を深める。

3.今年度研修の重点テーマ・施策

 

4.今年度の具体的研修計画

(1) 制度改革・福祉動向への対応、新制度に向けた体制整備の周知徹底を図る。

 

(2)各職員のニーズを把握し、年間の研修計画及び個人研修計画を策定する。

 

(3)障害者自立支援法に対応した資格取得を目指す。

 

(4)他施設との交流や交換研修を計画的に行う。

 

(5)業務分担・役割分担から個々のテーマを設定し、専門性を向上させる。

1OJT

全職員対象に個別のニーズに合わせた研修計画を策定し、育成面談・評価を実施する。

2OFF-JT

@職場内

・重点テーマに基づいた研修の企画と実施

A職場外

・法人主催研修への参加

・都相談支援従事者研修、サービス管理責任者研修の受講

・区内交流研修、事例研究会への参加

3SDS

資格取得における職免のガイドラインを作成し職員の希望による資格取得・専門講座受講の支援を行なう。

5.重点テーマ・施策の評価(期末)

 

6.具体的研修計画の評価(期末)

1)について

職員会議、園内研修を通して情報として提供した。体制整備の具体的な周知は次年度の課題となる。

2)について

個人研修計画を策定した。実施に対しては、前年同様、回数多く多様であった。

3)について

サービス管理責任者研修を1名受講している。相談支援従事者初任者研修を受けて、正式に管理者となる。

4)について

4件の交流研修を行う事が出来た。

5)について

特にチームリーダーが連続・集中講座へ参加し園活動や運営にて還元できた。

 

1)について

新任職員や異動職員に対して園事業や取り決めについてレクチャーする機会をテーマごとに設けた。また人事考課の面談時を用いて研修の振り返りと計画の再確認を持つことができた。

 

2)について

@計画的に実施することができた。

A計画的に実施することができた。

 

3)について

サービス管理責任者、救急救命の各講習や権利擁護、てんかん、OJT,個別支援計画の連続講座へ参加し専門性を高めた。

※次年度への課題

 

新体系実施後の体制の改善点をあげ、検討すると共に、整備の周知徹底を図る。

 

※次年度への課題

さらに個人研修計画を精査し、個人のニーズと整合性のある研修への参加を推進していくことを課題とする。

 

参 加 研 修 等

参加人数

 

 

5/6 6/7

法人新任研修

1

 

 

6/2

法人大研修会

1

 

 

6/2

学校公開

1

 

 

6/10

東社協研修「知的発達部会 通所施設分科会」

1

 

 

6/16 11/11

東社協研修「摂食・嚥下とリハビリについて1,2」

 

 

6/16

都通研「職員研修会」

1

 

 

6/21 9/21 1/26

法人ブロック研修

96

 

 

7/24

東社協研修「感染症」

1

 

 

7/25

日本写真療法家協会「ファシリテーターフォローアップ研修」

1

 

 

8/2

法人中堅研修

1

 

 

8/23

日本てんかん協会「てんかん援助セミナー」

1

 

 

8/34

日本てんかん協会「てんかん基礎講座」

1

 

 

9/78 11/15

12/13 1/19

東社協研修「権利擁護セミナー」

1

 

 

9/11

東社協研修「行動障害がある方への対応」

1

 

 

9/1415

OJT研修

1

 

 

9/212224

交流研修(石神井町福祉園)

1

 

 

9/1920

全国身体障害者総合福祉センター「個別支援計画および運営に関する研修」

1

 

 

10/68

交流研修(世田谷区立障害者就労支援センターすきっぷ

1

 

 

10/7

大田区保健所「食物アレルギーについて」

1

 

 

10/5 10/28

福祉経営ネットワークリーダー職に求められるマネジメント実践」

1

 

 

10/27

「事務長のための労務管理の秘訣講座」

1

 

 

11/1

中央労働災害防止協会「危険予知活動実践セミナー」

1

 

 

11/2021 12/1112 1/29

東京都研修「発達障害者相談支援研修」 

6

 

 

11/20

東社協研修「ダウン症」

1

 

 

11/22

法人実践報告会

1

 

 

12/910

交流研修(奥沢福祉園)

2

 

 

12/14

東社協研修「通所施設分科会等合同学習会」

1

 

 

12/16

法人直営・受託施設研究発表会

1

 

 

12/18

東社協研修「アセスメントの活かし方」

1

 

 

12/26

医療的ケア緊急全国集会実行委員会「私たちの望む医療ケア

1

 

 

2/7

法人嚥下と摂食の基礎と成人期に考えられる対策

1

 

 

2/10

直営・民営支援員交流研修会

1

 

 

2/15 2/2324

都保健福祉局 第2回サービス管理責任者研修

1

 

 

2/1819

法人箱根一泊研修会

2

 

 

2/26

東社協研修「利用者支援研究会 学習会」 

2

 

 

4/13/31

東京消防庁「上級救命講習」(全 )

3

 

 

合 計

  52

141

 

10.職員会議

職員全体会議

3

支援計画作成会議

70

運営会議

14

バス運行会議

12

リーダー会議

12

給食会議

12

チーム会議

28

職員全体会議(行事)

3

11.実習・見学受入れ状況

(1)見学・体験受け入れ状況

受入れ期日

      

人 数

9/149/16

大森七中

3

10/2710/28

玉川聖学院

6

11/2411/26

大森十中

4

3/8

普連土学園

4

5/122/9

都立雪谷高校(毎回10名×20日)

200

合 計

217

(2)実習・介護等体験等受け入れ状況                           )は内訳

 

期間

男性

女性

@人事院公務員初任行政研修

(実地体験)

5/246/4

(5日×2週)

 

 

8

A介護等体験事業

8/2310/5

 

 

47

B援助技術現場実習

 

 

 

21

東京福祉専門学校

 

9/610/8

2/13/11

1

2

0

0

3

歯科衛生士専門学校

5/316/2

6/146/16

6/216/23

0

0

0

3

3

4

10

蒲田保育専門学校

9/69/21

10/811/1

0

0

1

1

2

介護労働安定センター

11/30

 

 

6

 

 

 

76

(3)現場実習・インターシップ・一日体験(特別支援学校・他施設)

    

男 性

女 性

合 計

矢口特別支援学校

7

8

田園調布特別支援学校

0

3

3

八王子盲学校

1

0

1

くすのき園

0

1

1

上池台障害者福祉館

0

1

1

はぎなか園

0

1

1

     

8

7

15

(4)研修受入れ状況

受入れ期日

 

内 容

6/14

韓国親の会

視察

6/25

大田区・世田谷育成会各施設

ブロック研修

9/16

光凡会のばら園

施設見学

10/12

田園調布特別支援学校保護者

施設見学

11/811/10

(株)ライフトータルサービス

介護技術養成研修

12/2112/22

月のうさぎ

介護技術養成研修

1/26

久が原福祉園・南六郷福祉園

ブロック研修

2/22/9

(株)ライフトータルサービス

介護技術養成研修

2/232/24

ホームケア井上

介護技術養成研修

 

12.地域・団体との連携

(1)家庭との連携

保護者会

年間        10回

 

出席率    57.6

給食試食会

年間         4回

保護者 

延30名参加

保護者役員会

年間        11回

連絡帳の交換

全員

相互の情報交換

保護者との面談

年間延       74

相談業務

随時実施

 

 

(2)地域交流活動

広報誌の発行

「はなみずき」年4回発行

日常的交流活動

買い物

180回程度(毎回利用者45名)

散歩

毎日(毎回利用者4050名)

喫茶

20回程度(各回利用者35名)

外出

66回(各回利用者210名)

交流行事

納涼祭「すいか祭り」に地域の方、約500名程度参加

園祭「きらら祭」に地域協力者、約90名参加

園祭「きらら祭」に地域の方々、約870名程度来園

交流会(コンサート)に地域の方、約26名来園

松仙小学校との交流(作品交換や卒業贈答品共同制作など)

 

ボ ラ ン テ ィ ア の 種 類

延 人 数

日常ボランティア(活動補助・製品仕上げ・散歩等)

336

行事ボランティア(園祭)

146

プールボランティア(着替え・水中誘導等)

21

          

503

(3)ボランティア受け入れ状況

 

 

 

 

 

 

13.サービス評価について

大田区による「大田区指定管理者モニタリング調査(利用者へのアンケートと区職員による
施設調査)」が実施され、サービス満足度(93)が明確にされた。

総合所見としては適切に運営されているとの評価だった。特に、利用者の身体状態にあわせた
ストレッチを実施していること。個別支援計画実施後もモニタリングをおこなってサービスの見直し
を図っていること、人事考課をもとに、質の高い職員育成に力をいれていることについては、高い
評価をいただいた。

一方、リスクマネジメント報告による事例を、マニュアルの作成や施設の危機管理にどうつないでいくか、
安全な施設運営に反映されるよう努力されたい。と、改善すべき点があげられた。
次期への課題としたい。

 

 

 

14.次世代育成支援

・「子ども参観日」の実施について

職員がその子どもとふれあう機会として、また、心豊かな子どもを育むため、子どもが保護者の
働いているところを実際に見ることができるように、下記の表のとおり実施し、職員(1名)の子ども
1名が参加した。

実施月

参加人数

8

1名

合計

1名

 

 

 

 

 

2010(平成22)年度 事業報告(案)・概要 大田区立久が原福祉園 17

1.施設概要

1)名称       社会福祉法人東京都知的障害者育成会 大田区立久が原福祉園

2)所在地     146-0085 東京都大田区久が原1−2−5

3)連絡先     TEL 03-5748-0251    FAX 03-5748-0253

4)施設種別   知的障害者援護施設(通所更生)・心身障害者訓練室(法外)

5)定員       70名(現員 最大時71名)         

6)職員数     常勤34名  非常勤6名   計40名

2.大田区立久が原福祉園サブミッション

「利用者一人ひとりが、生涯にわたって地域社会の中で豊かで安定した生活を送ることができるための支援を目指します。」

3.本年度重点目標に対する結果

(1)権利擁護の推進

@日中活動だけでなく、職員間での話合いの中にも権利擁護の視点を入れ展開した。

Aキーパーソン会議や利用者支援検討会議の実施により職員の意識・意欲向上につながった。
B個別支援計画では、権利擁護を土台に、利用者を主体とする視点が随所に盛り込まれ、

実践
の場において、より反映されるようになった。

(2)地域生活支援

@グループ懇談会のテーマ「地域資源の活用」、「生活支援ノート つなぐ」等を実施し、
保護者のニーズにこたえた。

A緊急対応として通院支援・時間延長・送迎支援や訪問支援に取り組みながら、
地域資源の積極的な情報提供をした。

B園と地域サービス施設間で情報共有に努めた。

(3)業務の標準化

@昨年度の研修をふまえ、リーダー支援員を中心にして職員全体で業務マニュアルを作成した。

A各業務の効率化と職員間の情報共有に結びつける事ができた。

(4)安全の確保

 @防災訓練実施により、利用者・職員の意識を高いレベルで維持することができた。

A3月の震災においては、職員が帰りのバス添乗をおこない、保護者への利用者引き渡しを確実に見届け、
利用者の安全確保と・保護者の安心に結びつけた。

B緊急時における連絡手段・方法を再確認し、保護者との情報共有に努めた。

(5)人材の育成

@法人や東社協他主催の研修等に52回 延141名が参加した。

A利用者支援検討会議と称し、両チームごとにテーマを掲げて討議をおこなった。
互いの討議を見学し、多様な意見交換ができた。

4.その他特記事項

1月に「大田区指定管理者モニタリング調査(利用者へのアンケートと区職員による施設調査)」が実施され、
満足度が98(2%は無回答のもの)となり、前年(100)を下回った。改善すべき点として、
リスクマネジメント報告の事例をマニュアルの作成や施設の危機管理にどうつなげていくか
実践レベルで指摘され、この結果を次年度の課題としたい。